高専卒が語る高専卒がキャリア形成に苦労する3つの理由と現場の差別

高専卒の皆さんへ。現在自分のキャリアについて悩んでいませんか?今後どうしたらいいのか、漠然とした不安を抱えていませんか?
今回は高専卒である私が、「高専卒がキャリア形成に苦労する3つの理由と現場の差別」について解説していきたいと思います。

【理由その1】 高専卒は高卒ではない

まず第一の理由として、高専卒は高卒では無いことが挙げられます。高卒であれば、ある程度割り切って今現在の会社で定年まで勤めようという気にもなったかもしれません。
しかし、繰り返しますが高専卒は高卒ではありません。そのため、「このまま一生この会社で良いのだろうか?」「自分にはもっと違う道があるのではないだろうか?」といった疑問が生じます。

これは、周りに高卒が多いと特に感じることです。周りにいる高卒のベテラン社員の先輩を見て、自分の先が見えてしまうというのも理由のひとつです。

【理由その2】 会社からは大卒として扱われない、現場で差別される

高専卒は高卒ではありません。しかし大卒でもありません。従って、会社からは大卒としては扱われません。
正確には企業によって異なりますが、大抵の場合短大卒のような扱いとなります。

しかし、長年大卒と高卒しか採用してこなかったような企業には、そもそも大卒と高卒の区分しかありません。

このような企業に就職してしまった場合、高専卒はどのように扱われるのでしょうか?

正解は、「高卒として扱われる」です。

高専卒として入社したにも関わらず、高卒扱い。もちろん給料も高卒と同じ。そのくせ高卒の上司からは「高専卒のくせに」などと皮肉を言われる。それが高専卒の現実です。

【理由その3】高卒とも大卒とも馴染めない

会社の中では、大卒と高卒は業務内容が大きく異なります。高卒は現場、大卒は上部の管理組織というパターンが多いです。

大卒か高卒かというのは大きな差があり、同期のなかでも結局は大卒は大卒と、高卒は高卒とつるむようになります。

高専卒は高卒として扱われますから、高卒の社員と働くことが多いです。しかしながら、高専卒は中途半端なため、大卒とも高卒とも上手く馴染むことができません。

大卒は本社で大卒同士で仲良くし、現場に配属された高専卒は高卒の低俗な話題(酒タバコギャンブル女)などに着いていくのが難しくなります。

事実、現場というのは喫煙率も非常に高く、趣味がギャンブルという人間も大勢います。

同期の高卒も年下ですし、同い年の高卒は先輩ですので敬語で接しなくてはいけません。

年下の19歳の高卒も先輩ですから当然敬語です。この体育会系かつ入った順のような現場の上下関係は、20歳の新入社員にはなかなかツラいものがあります。

このように、高専卒は大卒とも高卒とも手く馴染むことがいまひとつ難しいのです。いっその事、高卒で入社すれば良かったのにと思うことも何度もあります。

高専卒の求人倍率の真実について

高等専門学校では、よく「◯◯科は倍率◯倍」という自慢をしてきますが、あんなものは見せかけの求人倍率に過ぎません。

高卒と同じ仕事、同じ給料で地頭の良い高専卒を採用できるのですから、どこの企業もこぞって求人を出すでしょう(笑)

就職して初めて気づいたのですが、高専卒を新卒で取りたがる企業というものは採用する時だけ「君のような優秀な人材が欲しい」と言っておきながら、採用後は「高卒も高専卒も関係ないよ(大卒は別)」と言ってきます。これは紛れもない真実です。

自分の人生を変えられるのは自分だけ、転職するのも一つの手

結局のところ、最終的に自分の人生を変えられるのは自分だけです。あなたが高専卒という事実は変えることが出来ませんし、会社からの扱いが変わることもありません。

今よりも自分はもっと違うより良い人生を歩みたいと思うのであれば、自分で人生を切り開くしかないのです。

入社して何年も会社から不当な扱いを受け、今後も状況が良くなる見込みが無いのであれば、転職も一つの手だと私は思います。

私自身も新卒で入った会社から転職をし、現在は自分でも給与、業務内容ともに満足できるような仕事をしています。

幸い現在は売り手市場ですから、中途採用でもかなり条件の良い企業は沢山あります。

詳しくは高専卒の転職と求人について記事を書きましたので、ぜひご覧ください。

20歳から勤め始めれば、45年働かなくてはいけません。会社に使い捨てにされないよう、自分で自分自身を守りましょう。

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